鹿児島から帰って、休む間もなくギリシャのアテネで用事があり、折角だからそのまま居残って東北部のトルコ・ブルガリア国境地域、歴史的にはトラキアと呼ばれてきた地方で一週間ほど過ごしてきました。
もちろん初めての土地で、ギリシャはギリシャなんですが、歴史や紛争が影を落として、微妙にくらい感じのするところでした。エブロス川という大きな川が、ちょうど国境として流れており、そのままこの地で地中海に注ぎます。渡り鳥の渡り経路にある河口潟湖、一般人が自由に入れない河川、という条件が重なって、鳥の生存には重要な区域になっています。
とは言っても、現地ではそんな意識もまだ低くて、ゴミは棄てるは水路は掘るは、鳥は鉄砲で撃つわ、という現実もあるのですが、とまれ、珍しい風来坊として気楽に愉しんできました。写真はニシハイイロペリカン、ハイイロチュウヒ、ダイシャクシギとカンムリヒバリ。
|