六月末で航空会社のマイレージが何万マイルか失効するというので、こりゃいかん、と夫婦で一週間ほど台湾に行ってきました。行き先は半年前と同じ台東。前回は冬、今回は夏、ということで、夏は凄いことになってるんじゃないか、という期待があったのですが、結果から言うとまぁそこそこ、という感じでした。
ワールドカップに適応した体を一気にひっくり返して日の出前に起き、オートバイの後に妻を乗せて、トコトコと毎日林道を上がっていきます。コジュケイやチメドリが足許からわらわらと出てきて、空は青い。なんだか熱帯夫婦の山仕事みたいでよい心持ちがしました。
でも凄かったのは動物というよりも湿気で、これはもう本当に堪らない程度の湿気でした。体もレンズもべちゃべちゃになりながら、こういうのを瘴気と呼ぶのだな、と納得する毎日でした。
写真は見たかったヒゴロモ (maroon oriole)、和名がないアオガエルのなかま Rhacophorus aurantiventris、それからキンカメムシのなかまだと思うけど、今台湾のカメムシの図鑑が本の山に埋もれているので発掘するまでよくわからない虫。
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