山荘の薪ストーブ 
10/12(金) 05:10:32 No.20121012051032
秋になって、山荘は薪ストーブが稼働する季節が近づいてきましたが、ご存知の通り、薪ストーブの灰に放射性物質が濃縮されてしまう問題が指摘されています。チェルノブイリの時は薪ストーブは原子炉と呼ばれていたとか云々。北杜市でも、灰に10000bq/kg 以上実際に計測されているという報道が出ています。

現行の暫定基準(これ自体ナンセンスと言いたいところだけど、まぁそれはそれとして)では、灰が 8000bq/kg を越えると放射性廃棄物として、法律上普通に廃棄したり埋めたりすることができません。で、そんなに出ないだろう、と思うと意外とそんなことはなくて、林野庁の実験だと薪のセシウムの9割が灰に移行するそうで、重さの関係から、濃度は182倍になるのであると。つまり、案外煙としては飛んでいかず、灰に高濃度で残るようです。

で、逆算して(この辺もどうかと思うが)、40bq/kg 以上の薪だと建前上でも捨ててはいけなくなる灰を生み出す可能性が高いから、「業者の皆さんは、一応測って、40bq/kg 以上だったら出荷しないでね」と国が都道府県経由指導しています。その結果、山荘の近所では、立科の辺の薪、佐久方面の薪に出荷停止のものが出ています。あと、関東・南東北のものはフォローしていませんが、まぁ厳しいでしょう。

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まぁ焼き芋するわけじゃないし、海外のペレットなんかでもチェルノブイリ由来?のセシウムがまだ結構あるらしい。気になる人もいるでしょうし、気にならない人もいるでしょうが、共用施設ですので、以上踏まえて、最低限こんな風にしたらどうですか、という提案です。

1) 不要な燃焼は避ける。(当面、本当は代替の暖房手段を確保した方がいいかもしれません)
2) 怪しげな薪、出所不明の薪は購入したり持ち込んだりしない。(販売店でもしっかりしたところは普通に検査結果を明示しています)
3) 灰が不審な場合は役所で計測および受入をしてくれますので持ち込むといいと思います。心配な人は、放射線測定器があれば検知できるくらい付近の線量が上がるみたい。
4) ストーブや煙突の掃除をする場合、室内に灰を撒かないように、また吸入しないように、細心の注意を払いましょう。特にお子さんとか吸い込むとあまり良くなさそう。

とかでどうですか?

参考リンク:
林野庁による現行暫定方針に関するQ&A
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/shintan4.html

北杜市の薪ストーブの灰の保管に関するページ
http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/komoku/kurashi/eisei/1335916247-96.html

北杜市で10000bq/kg超の話
http://www.8newsnet.com/archives/53572336.html


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