tome VIII - 合宿報告5


 

鳳凰三山

平成2年度冬季合宿
永井 秀



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計画と準備

前年度の春合宿(奥秩父)において、我々は行動計画通りに前進できずに連日ビバーク(予定地以外で幕営)するという苦しい経験をした。その反省から今回の冬合宿の計画では、体力的・技術的な自分たちの実力をよく認識して、とにかく "無理のない計画" を立てることが重視された。結果、縦走をやめ、アタックを主体とした計画が検討され、部に残されていた資料等から鳳凰三山を目標とした計画が具体化した(行動計画表参照)。ただし、観音岳から地蔵岳に至る途中の岩稜帯はアイゼンのみでは通行困難である可能性が指摘され、鳳凰三山へのアタックは薬師岳・観音岳までを絶対目標とし、地蔵岳は現地で様子を見て足をのばすか否かを決定することにした。

目的

  • 高一はリーダー学年としての指導力および技術力を完成させる。
  • 中三は主体的な行動をこころがけ、依存から自立への転換を図る。
  • 中二はとりあえず冬山の経験を積む。

期日

  • 平成2年(1990)12月22日より25日

隊員

  • CL梅村裕(高一)食料・記録
  • SL宮島史岳(中三)コース
  • 永井秀(高一)会計・気象・医療
  • 福井令以(中三)装備
  • 村松悠(中二)食料・記録
  • 池永龍平(中二)装備
  • 岡本光(OB)
  • 増子寛(部長)





食料

移動が少ないので重くてかさばるものもOK。豪華な食事にして、目標は "腹いっぱい"。しかしコース係の調査により夜叉神峠では水の確保が難しいことが判明。解決策として、通常の水用ポリタンクのほかに1.5リットル入りのペットボトル2本に水を詰めて携行し、使用後はつぶしてゴミにするという方法が考えられた。

22 - 弁当(各自用意) 常夜鍋、米
23 おじや A カレーライス、スープ
24 フランスパン、スープ B タンシチュー、米、スープ
25 お汁粉 C
SP マルタイ(棒ラーメン) C マーボー春雨、米

行動食

  • A:アメ、コーヒーゼリー、しょうゆせんべい、スニッカーズ、チーズ、魚肉ソーセージ、ビスケット、ベビースター
  • B:アメ、塩せんべい、ようかん、スニッカーズ、チョコレート、チーズかまぼこ、カロリーメイト
  • C:アメ、ゼリー、グミキャンディ、ビスコ、かわはぎ

調味

  • 紅茶、日本茶、ウーロン茶、ポカリスウェット、コンデンスミルク、ふりかけ、クリスマス用食品(※1)、砂糖(※2)

    ※1缶詰のケーキ(みたいなもの)など
    ※2実際には持って行くのを忘れた。


装備

16年間使われてきた冬用天幕は傷みがはげしく、また今回の8人のパーティーに対し、収容人員6名という規模が中途半端であったことから使用を断念した。代用として、従来夏用として用いられてきたダンロップテントに冬用外張り(フライシートの代わりに天幕本体にかぶせるもの。六合宿の前にカタログで見つけた)を装備して使うことにした。ダンロップテントは収容人員5名のものが2張あり、また冬以外はいつも使っているため部員が設営・撤収に習熟しているという利点があった。もちろん新装備の多用外張りの装着訓練は行っていた。

  • 天幕類:ダンロップ(本体、フレーム・外張)×2、ツェルト、ペグ、竹ペグ、スノースコップ兼用スコップ、ビニールシート×2
  • 炊事類:ナベ×2、コッヘルー式、スベア×2、灯油6L、水ポリX6、テルモス×2、プリムス、プリムス用ガス
  • その他:医療パック、ラジ板×3、ラジオ、天気図用紙、背負子
  • 小物類:針金、ラジオペンチ、細引、たわし×2、スベアパーツ、メタ×2箱、ろうとろうそく×10本、ビニール袋、ビニールテープ、ガムテープ、予備電池(単3)×8本、ライター、はさみ、リペアテープ、しょく台×2、アイゼン・ワカン兼用バンド×4


page 1. 合宿概要
page 2. 行動記録・気象・反省


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